DASHの解説

DASHは、Moneroと同様に、ビットコインよりも高い匿名性を売りにしているアルトコインです。

もともとは「Darkcoin」という名前でしたが、ちょっと名前のイメージがあんまりよくなかったのか、「Dash」に改名しました。

ただこのDashという名前は、Googleで検索すると日曜日のあの番組ばかり出てくるので、もうちょっと検索しやすい名前にしてほしかったなとは思います。

特徴


Dashの特徴は、主に匿名性と、送金の速さが売りになっているようです。

おそらく元はビットコインのソースコードから派生したタイプのアルトコインかと思われます。

PrivateSend(匿名送金)


Dashでは、匿名での送金のことを「PrivateSend」と呼んでいるようです。

ビットコインのブロックチェーンにおいては、「誰が誰に送ったのか」という事が1対1で分かるようになっているのですが、これを「複数対複数」というような形に置き換える事で送信者と受信者の対応を分かりづらくするという仕組みのようです。

InstantSend(インスタント送金)


ビットコインでは、送金してからそれがブロックチェーンに記録されて確定するまで、いわゆる「平均10分の待ち時間」がありますが、Dashではそれに対する解決策を持っていて、ほぼ瞬間的に送金を行うことが可能なようです。

このことを、Dashでは「InstantSend」と呼んでいるそうです。もともとは「InstantX」と呼ばれていたのを、InstantSendに改名したそうです。というか、こういうネーミングをすることが必要なのかどうかよくわからないですが、まあとりあえず公式ではそういう呼称が付いているということです。

MasterNode(マスターノード)


上記の匿名送金や、インスタント送金をどうやって実現しているのか?というのは気になるところです。

どうもこれは「マスターノード」というものが関係しているようです。

ビットコインなどもそうですが、P2Pのネットワークに繋がっているコンピュータのことを「ノード」と呼びます。

ビットコインにおいては、すべてのノードは普通は平等で、フラットなネットワークになっていますが、Dashは2層のネットワークとなっていて、普通のノードのネットワークとマスターノードのネットワークがあるようです。

匿名送金やインスタント送金は、マスターノードを介して行われるようです。

おそらく匿名送金やインスタント送金の処理には信頼できる第三者が必要になり、それがマスターノードの役目なんでしょう。

マスターノードは信頼性のために、1000DASH(2016年9月現在で100万円ちょい)の金額を担保として用意する必要があります。また、毎日24時間休みなく動くサーバー上で動作させる必要があります。

また、マスターノードにはいくらか報酬が貰えるようです。報酬がなければ誰も100万だしてマスターノードを作ろうとは思わないでしょう。どの程度の報酬になるかは、こちらに書いてあります。

実際にマスターノードを作るには、サーバーの管理などの知識が必要になりますので、技術者の人でないとおそらく難しいでしょう。

ウォレット


公式ウォレットなど
https://www.dash.org/downloads/

上記リンクに各種ウォレットへのリンクがまとまってます。

デスクトップなら「Electrum Dash」がおすすめ、Androidなら「Dash Wallet」「Coinomi」「Jaxx」のどれかでいいでしょう。

iPhoneは、AppleがDash対応のウォレットに許可を出さないという話が出ています。Appleは暗号通貨に対して厳しい姿勢を見せており、ビットコインと数種類のアルトコイン以外に対応したアプリは配信させてもらえないようです。今後どうなるかは不明です。




というわけで、Dashの解説でした。

匿名性がビットコインに比べて高いという事で、同じく匿名性を特徴として打ち出しているMoneroと競合するアルトコインです。

Coinmarketcapの時価総額ランキングによれば、2016年9月現在、Moneroは5位でDashは8位という状況です。